|
テクノロジープラットフォーム:遺伝子変異体ライブラリー |
|
バイオテクノロジーの最大の活用手段の一つに、タンパク質の性質の改変が挙げられます。酵素を例に取ると、活性の向上、基質に対する特異性の改変、生物学的・化学的性質の改良、熱・pH等に対する安定性の向上などは、化学工業、食品産業、バイオ燃料分野での重要な検討項目です。また、サイトカイン、細胞増殖因子、抗体などタンパク質を直接医薬品として使用する場合においても、レセプター分子等との相互作用の改良、免疫学的な諸性質の改善等は、タンパク質医薬開発における最も重要なテーマです。 タンパク質の性質の改変は、コードする遺伝子の変異体ライブラリーの作製と目的改変タンパク質のスクリーニングにより行われています。変異体タンパク質のスクリーニングの成否は、使用する変異体遺伝子ライブラリーの性質が極めて大きな要因となります。従来から使用されている変異体遺伝子ライブラリーの作製方法としてError Prone PCR法やDegenerate オリゴヌクレオチド法がありますが、これらの方法では、変異体の作製をコントロールすることは不可能であり、また、不均一な変異体の分布が見られるなどの問題点が数多く存在しています。SlonoMax™ライブラリーではダブルストランド・トリプレット・ビルディング・ブロック技術によるSlonomics®遺伝子合成技術を活用することにより、突然変異体の作製を完全に制御出来ることから、従来法での問題点を解決することが出来ます。 Slonomics®技術を使用して作製される、極めて高品質な「インテリジェントライブラリー」であるSlonoMax™ ライブラリーを活用することにより、タンパク質工学による医薬品、産業用酵素の研究開発を促進します。
Slonomics®技術において、自動化ロボットプラットフォームでの遺伝子合成を行います。この技術によりスローニング社は、ユーザーの方々の多様なさらに大規模なオーダーに対応できる生産体制を築いています。
SlonoMax™ライブラリーには、変異パターンとコドン比率の違いにより、6種類の異なったタイプのライブラリー(シングル、セレクト、スクリーン、ストレッチ、サーチライブラリー)があります(下図参照)。
スローニング社は、これら6種類の異なったタイプのライブラリーを、ユーザーのご要望に添ってデザイン設計して、ご依頼のライブラリーを作り上げます: SlonoMax™ - シングルライブラリー:1箇所に変異が入っています。SlonoMax™ - セレクトライブラリー:複数の部位に変異が入っています。 SlonoMax™ - スクリーン:要望に添った比率での変異体を含みます。SlonoMax™ - ストレッチ:連続した位置に変異体を含みます。 SlonoMax™ - サーチライブラリー:タンパク質遺伝子の全領域に変異体を含みます。 何れのライブラリーとも、Error Prone PCRなどの既存法に見られる問題点(ストップコドンやレアーコドンが存在し、一部のコドンが欠失した、不均一な変異遺伝子ライブラリー)はありません。
スローニング社のオリジナル商品である、「インテリジェント」変異ライブラリーは、バイオテクノロジー産業におけるサイトカインなどの治療用タンパク質や抗体の開発などのプロテインエンジニアリング分野においてユニークかつパワフルなツールです。スローニング社は、ユーザーの方々の要望に最大限お答えの出来る遺伝子ライブラリーを開発・提供いたします。 私どもは、医薬、食品、農業、工業など多くの分野からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
|